首相官邸では、電気やガス、水道などのライフラインが止まった場合に備え、飲料水や非常食を最低3日分、東海地震をはじめとした大規模震災の可能性があるエリアでは1週間分以上の備蓄を呼びかけています。その目安となる量については、以下のように明記されています。
1人あたりの備蓄量
– 飲料水 1日3リットルを目安に3日分(9リットル)
– 非常食 ご飯(アルファ化米など)やビスケット、板チョコ、乾パンなどを3日分
– そのほか トイレットペーパーやティッシュ、ろうそく、マッチ、カセットコンロなど
家族4人が3日過ごすための備蓄例
– 飲料水 9リットル×4人分 36リットル(2リットルのペットボトル18本)
– 非常食
ご飯24個/味噌汁16個/カップ麺4個/パスタなどの乾麺400g/カレーやパスタソースなどのレトルト食品32食/缶詰などのおかず20個
– そのほか カセットコンロ1個 カセットボンベ 6本程度
1日のうち2食はご飯とレトルト食品や缶詰、1食はカップラーメンやパスタなどの麺類を食べたとして、4人だと最低このくらいの備蓄が必要です。これが1週間になれば倍以上、飲料水だけでも84リットル(2リットルのペットボトル42本)と膨大な量になります。家族構成にもよって変わりますが、かなり多く感じるのではないでしょうか?
ローリングストックで備蓄するクセをつけましょう
備蓄する食品と聞いて乾パンなどをイメージする方も多いのではないでしょうか?
しかし、実際はお米や乾麺、缶詰、カップラーメンなど、保存性のよい食材であれば問題ありません。このような食品を普段から少し多く買い置きしておくことで、十分な備蓄を確保することができます。
また、このような一般的な食料品なら定期的に食べて、そのぶんを買い足すことで賞味期限の心配もありません。備蓄品を消費しながら保存する方法は、「ローリングストック」と呼ばれており、とてもオススメです。また、普段食べているような食品なので、災害時でもおいしく食べることができ、精神的な負担も最小限に抑えることができます。
そのほかにも「お風呂の残り湯は翌日まで残しておく」「トイレットペーパーなどの日用品は少し多めに買っておく」など、ちょっとした積み重ねで備蓄はできます。そう考えると、少し気が楽になりませんか?
食品や飲料水だけに限らず、
災害の種類によってのシュミレーションや
防災グッズ、
避難場所・経路や連絡手段を
家族で普段から話し合っておくことも必要でしょう。
そう。
「めんどくさいからやらない。」
ではなく
「めんどくさいからさっさとやってしまおう。」
へと、あなたの行動原理を変換してください。
それだけで、あなたの環境は大きく変わります。
これは、ガチです。